「弱者の戦略」を適用するのはいつ?

2013.7.22|ランチェスター弱者の戦略とは

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弱者の戦略を適用するべきタイミングとは?

マーケットシェアNo.1が確保できていない「弱者」の企業は、弱者の戦略を練る必要があります。

ここで覚えていただきたいのは、ビジネスの局面ごとに弱者の戦略をとる必要がある場合が出てくるということです。
1)新規出店
2)新製品
3)新分野の多角化
4)子会社・関連会社
5)業績不振
これらの5つは弱者の戦略をとる必要がある局面です。弱者の戦略をとる必要がある場面として、心に留めておいていただければと思います。

 

1)新規出店


新しく店を出す、ということは利益が上がっていることからできることでもあります。

ならば強者の戦略をとっても良いのではないかと思われるかもしれません。しかし、そうではありません。

新しい店を出す場合、通常これまでの店舗ではカバーできなかった地域へ展開する計画を立てるのではないかと思います。

会社や部門自体が強者といえるNo.1の商品を持っているなどの状態であったとしても、

このような場合は弱者の戦略をとるべきなのです。

なぜなら、この場合の新規出店はいわゆる新規の市場開拓にあたるからです。

 

2)新製品


新しい製品を市場に投入する場合も弱者の戦略が必要となります。

新製品といっても様々な場合があると思います。既存の市場ですでにNo.1商品をもっており、

さらに新製品を投入することでシェアを高める場合や、少し既存の自社製品とは異なったコンセプトをもった商品を

投入してさらに市場シェアを広げようとする場合など…。

いずれの場合も「弱者」の戦略をとってください。

たとえ自社がすでにNo.1企業であったとしても、その製品に関しては、発表するまではシェア0です。

ここから市場シェアを広げ、顧客を獲得する道のりはまさしく弱者の戦略を必要とするのです。

 

3)新分野の多角化


経営がある程度安定し、さらに会社や事業の規模を大きくしようと多角経営を始める場合も、弱者の戦略をとってください。

多角化をすることができるというのは、たしかに経営資源が蓄積されており、

経営がうまくいっている会社ということの証でもあります。

しかし、だからといって新しい分野、新しい市場に打って出るときに

これまでの強者としての意識が強いままだと思わぬしっぺ返しを食らいます。

これまで築きあげた実績だけで仕事をしようと思わないでください。

新しい場所で、新しく始めるという意識が大切です。このとき、弱者の戦略をとる必要があるのです。

 

4)No.1を持たない大企業・子会社・関連会社


大企業であったとしてもNo.1の商品やサービスがないならば弱者としての戦略が必要です。

大企業の子会社や関連会社でも、No.1の商品やサービスをもたないならば弱者という位置づけになります。

子会社や関連会社などの場合、ともすれば大企業のグループ企業であるということで自社を強者であると

認識しながら経営をされることもあるようです。

しかし、ランチェスター戦略では、単に会社の資本金や規模だけで「強者」「弱者」を決定しているわけではありません。

 

5)業績不振


利益が上がっていない、経営を続けるのが難しいほど行き詰っているという場合、

No.1を極めることができていないと思います。このような時にこそ、弱者の戦略をもう一度練り直していただきたいと思います。

自社の勝負所は何なのか、この問いに答えることができれば新しい活路が開かれると思います。
参考書籍
ランチェスター弱者必勝の戦略 強者に勝つ15の原則 竹田陽一著

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